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ニッポン旅マガジン

旬の特集

真夏のクールゾーン・白馬大雪渓へ!

天然の冷蔵庫へ突入せよ!

日本最大の大雪渓下部は冷蔵庫のなかのようなクールゾーンだ。白馬岳登山口の猿倉から白馬大雪渓下端に位置する白馬尻までの白馬大雪渓遊歩道を歩こう。晴天ならファミリーでも安心して歩けるハイキングコース。

白馬大雪渓は氷河?

日本アルプスに氷河があるのかという話題は、山好きでなくとも心躍るテーマだ。日本アルプスにおける氷河論争は、明治35年に山崎直方(やまさきなおまさ)が白馬岳で氷河地形を発見したことに始まる。明治35年に白馬大雪渓周辺で氷河擦痕のついた基盤岩やモレーンを発見した山崎は、論文「氷河果たして本邦に存在せざりしか」を発表し、日本にもかつて氷河があったことを世に問うた。その氷河論争のルーツの白馬岳に日本で最大の雪渓「白馬大雪渓」がある。立山連峰の雪渓は近年の研究調査で氷河であることが確認されたが、大雪渓は残念ながら目下のところ巨大な雪渓という定義。それでも全長3.5km、標高差600mにわたる雪渓はまさしく氷河並みのスケール。大雪渓は白馬岳の登山道の一部だが、登山口の猿倉から大雪渓下端の白馬尻までなら「白馬大雪渓遊歩道」として気軽に歩くことができる。

白馬大雪渓遊歩道を歩こう!

白馬大雪渓遊歩道の起点となるのはブナの森の広がる猿倉だ。猿倉までは車道も通じているが、注意しないといけないのは登山シーズンには猿倉駐車場がすぐ満車になること。「早い日には早朝3時とか5時頃までに満車になってしまう」とのことで、満車になると少し手前のヘリポートの臨時駐車場を利用することになるが、これも満車となると車での進入が不可となる。大雪渓遊歩道を歩くなら、白馬に宿を取り、宿からタクシーで猿倉まで入るのがおすすめだ(または路線バスの利用を)。さて猿倉から白馬大雪渓下部の白馬尻までは森林帯のなかを歩く。当初はブナの森の林道歩きだが、次第に山道となり、最後は傾斜も急になる。林床にはキヌガサソウも咲くのでお見逃しなく。1時間15分ほどで山小屋の建つ白馬尻。さらに15分で大雪渓ケルンだ。雪の少ない年や夏の終わりでも大雪渓ケルンまで行けば、大雪渓を眺めることができるだろう。雪の多い年や夏の初めならケルンまで雪上を歩くことも。ファミリーなどで注意したいのは雪渓では「登山道以外には足を踏み入れないこと」。雪渓末端にはクレバスなどもあって非常に危険なのだ。また安易に登山道を山頂方向に歩かないこと。落石の危険などもあって、この先は登山の領域。白馬尻には山小屋もあって軽食・休憩や宿泊もできる。白馬尻小屋は、5月下旬頃から小屋建て準備のための除雪が始まり、例年7月上旬〜9月の営業。冬季は大雪で、雪崩などで倒壊してしまうため、夏のみ小屋をわざわざ組み立てているのだ(白馬鑓温泉も同様)。

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